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SBW2018講座『「成果」につながるインターネット・メディアの活かし方』開催レポート

5月18日(金)に『「成果」につながるインターネット・メディアの活かし方』と題したSBW講座を開催し、約50人の参加者が集まりました。
インターネット・メディアとは昨今言われているオウンドメディアを指しますが、それによって生まれる「成果」とはどのようなものなのでしょうか。今、私たちのWeb活用は、何ができていて、何ができていないのでしょうか。
Webを通じた共感の輪を、それぞれ独自の手法で広げ、たくさんの人の心を動かし続けているお二人のゲスト講師をお招きし、インターネットを使った情報発信の本質に迫る1日となりました。

客席笑顔コピー

本講座は長野市のJBNセミナールームにて行われ、プログラムの概要は次の通りです。

第1部「バズるだけじゃない。読者を動かす、インターネットの乗りこなし方」
講師:塩谷舞氏(「miliue」編集長)
第2部「2023年のローカルを考えよう」
講師:徳谷柿次郎氏(株式会社Huuuu 代表取締役/「ジモコロ」編集長)
第3部『「成果」につながるインターネット・メディアの活かし方』
講師:坂田大輔(株式会社JBN 常務取締役)
第4部 トークディスカッション
塩谷舞氏×徳谷柿次郎氏(モデレーター 坂田大輔) ※SBW Facebookでライブ配信
交流会 講師と参加者の情報交換と懇親

第1部 講義「バズるだけじゃない。読者を動かす、インターネットの乗りこなし方」

講師:塩谷舞氏(「miliue」編集長)

しおたん02のコピー

「普通にしゃべったら4時間かかるんですけど、それを今日は1時間でやります」の宣言に続いて次々と機関銃のように投げられる球(それも速球)を参加者はしっかり受け止められたでしょうか。主にSNSを中心とした、見ようによってはバラバラとした話題が、聞き進むうちにだんだんと1本の線でつながっていきました。
世の中のあらゆる事象は、それがどんなに素晴らしくても伝わらなければ意味をなくしてしまいます。その「伝える」ことの大切さ(と難しさ)を塩谷さんは強調します。インターネットによって情報があふれかえる現代では、その重要性や難易度が一気に上がってしまったのでしょうか。塩谷さんによれば、その点は「(従来型の)情報発信のプロでも分かっていないし、できていない」と指摘します。SNSもまだ使いこなせていないと言うのです。
インターネット時代では情報を伝えたり広げたりすることで、「プロだからできる、プロじゃないからできない、予算がないからできない、大手メディアでないからできない、といったことは一切なくなった」との話には、改めてうなずくしかありません。
塩谷さんは常に「誰に、何を伝えるのか」をしっかり認識したうえで「その人たちとの共感」を強く意識して情報発信をしています。そのスタンスは、ただ社内で交代にブログを書けばいいとか、自分たちが伝えたいことを一方的に発信する、といったよくあるスタイルの対極にあります。Webを乗りこなし、「伝わり」「共感され」「心にのこす」ことができたとき、新しいコミュニケーションの世界が見えてくる気がしました。

第2部 講義「2023年のローカルを考えよう」

講師:徳谷柿次郎氏(株式会社Huuuu 代表取締役/「ジモコロ」編集長

柿次郎さん01コピー

柿次郎さんの投げる球は「魔球」です。捉えどころがない話を聞くうちに、いつの間にか共感してしまうのです。
このビールおいしいよと言えばビールが売れる時代でもないし、「あの会社ってなんかいいよね、というような空気感をカタチにしていくことがオウンドメディアの特性」との説明に続いて、自身の足跡にそったお話が、笑いを伴いながら進んでいきます。
お店2.0」「やってこ応援プラン」など、冗談かと思われる事が現実となり、共感の輪が広がっていきます。「ジモコロ」の編集方針は、町に必ずいる個性的なおじさんを掘り起こすことと、知る人ぞ知るご当地ネタを取材する、というやや特異的なものです。リアルとWebの世界を行ったり来たりしながら、視点に工夫を凝らた上で何かを「伝える」「伝えきる」ということについて、とことん取り組む姿勢(というより執念?)は、参加した企業の情報発信についても参考になったのでしょうないでしょうか。
一見すると企業活動と関係ないように見える事柄がWeb上でつながり、その企業やサービスや商品への共感を増幅させていく様子は、企業や商品の特性を連呼するだけの従来の情報発信とは全く別の世界観です。
大阪の“つっこみ文化”が北アルプスでせき止められているので、長野の人はまじめ、というのが柿次郎さんの長野県評ですが、関西流の柔軟さを私たちも少し学ぶ必要があるかもしれません。

第3部 講義「『成果』につながるインターネット・メディアの使い方」

講師:坂田大輔(株式会社JBN 常務取締役)

坂田さん01のコピー

「情報の主体者はそれを取得するユーザーである」というのは、ずっと昔から人間社会の原則であったのかもしれません。しかしながらここ100年ほどのマスメディアの隆盛のなかに暮らしていた私たちは、いつしか発信者側の主導権を認めてしまっていました。
講師は今日のWeb社会において情報の主体者はユーザー(生活者・消費者・サイト閲覧者・お客様)であることを、実例をふまえながら改めて示しました。
しかしながら「発信したい情報を発信する」というスタンスを「ユーザーの問題解決のために情報を公開する(ユーザーが、どんな情報を欲しているかを先ず考える)」というスタンスに変更するのは、言うほど容易なことではありません。それでも、個人も企業もこの原則から逃れられない以上、現実を受け止め、トライしていかなければならないのです。

トークディスカッション

塩谷舞氏×徳谷柿次郎氏(モデレーター 坂田大輔)

トークディスカッション02コピー

5年ほど前に知り合って以来の付き合いという関西出身のお二人の掛け合いに、参加者も巻き込まれていきました(といっても“つっこみ文化”のない長野県のことですから会場は静かなものでしたが)。
当然のことながらお二人とも「単に面白ければいい」というわけではなく、ビジネス的スタンスもちゃんと備わり、オウンドメディアがメディアとして成立し継続するための惜しみない努力の一端もかいま見れたトークディスカッションとなりました。
コンテンツが検索されることの重要性を認めながらも、「私は先ず感情を動かしたい。そのためには今はSNSが最適」という塩谷さんの言葉に柿次郎さんもうなずきます。
言葉がWebで拡散するパワーはすさまじく、実際にイベントなどで万単位のシェアやPVがあっという間にカウントされたりしています。「個人のアカウントを強くする努力が必要で、単に『面白かった』と表現するんじゃなくて、どういう風に紹介したら人に届くかを考えないと拡散されないし共感を呼ばない」と言う柿次郎さんに対し、「そうそう。バズは復活するし、リサイクルされるんですよね。言葉の使い方はほんとうに重要」という塩谷さん。お二人のこの会話が印象的でした。

このトークディスカッションはSBW Facebookでライブ配信されました。

交流会

交流会01コピー

この日の講座の特徴は、参加者の平均年齢が低い!
それだけに固定概念抜き、先入観抜き、古い成功体験抜きのアグレッシブな会話があちらこちらでされたのではないでしょうか。人気者のゲスト講師お二人の周りは笑いが絶えませんでした。どんな時代になろうともリアルな人的コミュニケーションが、それはそれで大切なことは言うまでもありません。

SNS

この日の講座は、TwitterなどのSNSでも参加者の皆さんふくめて投稿・共有されました。
講座用のハッシュタグとして講師お二人が「#塩谷柿次郎」を用意。

SBW事務局、参加者、講師、皆さんがフラットに同時進行で「今ここで起きていること」「思ったこと」「感じたこと」「終わってから思ったこと」を投稿・共有するシーンは今回の講座を体現したものとなりました。

SBW Twitter 塩谷舞さんお話まとめ。
SBW Twitter 徳谷柿二郎さんお話まとめ。 まとめその2。
参加者さんによるTwitterのモーメント@kanaconoさん)

塩谷柿次郎さん、本日は本当にありがとうございました。

※※※
イベント終了後の二次会に参加したスタッフ(佐藤)によるブログもご覧ください。
SBW2018講座「『成果』につながるインターネット・メディアの活かし方」の二次会と翌日のお話し

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